今季初めての本格的な雪となった11月21日、雪景色を求めて出かけた足を古い町並みが残る盛岡市鉈屋町界隈まで伸ばしてみた。
鉈屋町は藩政時代に遠野街道・宮古街道が通っていた町。板壁の町屋が軒を連ねている町。
見慣れていたはずなのに、いつの間にか失くしてしまった光景が、そちこちに残っている町。

この町には鍛冶屋が残る。店内には鍬歯の見本が置かれていた。
一応人口30万規模の都市、それも中心市街地に鍛冶屋が残っている。こういう街はそう多くはないだろう。さすがは鉈屋町(^^)
盛岡市内では大沢川原にもこのような鍛冶屋が残っている。

ちょうど市立病院の跡地に[http://www.universe.co.jp/ ユニバース鉈屋町店]がオープンした直後だったので、新設されたアクセス道路をはじめとした各所に誘導の警備員が。消防団第二分団前から撮影。
岩手川酒造(2006年3月自己破産→廃業)跡地に残る古い建物を写すには条件が良くなったけど……なんか寂しい。

岩手川跡地のレンガ造り建物。他の建物と繋がっていた跡がクッキリ。
画像正面と右手ではその痕跡が食い違っているので、周りの建物は何度か建て替えたみたい。

土蔵造りの建物の向こうには開店を告げる真っ赤なアドバルーン。
新規開店と破産の廃墟、原色とモノトーン、時間と色の対比……
仕込みに使っていたものなのか、雨ざらしでころがり、雪をかぶったタンクが悲しい。

裏道を行くと青空に伸びるレンガ煙突。表通りは何度となく通っているのに気が付いていなかった…(^^;

廃業して久しいと思われるたばこ店。
古い町屋は建物の基礎が低く、そのために木材が傷みやすい。空き家になったり住人が高齢となって手入れが滞りがちになるとあっという間に傷んでしまう。軒が撓んでいたり、水平や垂直であるべきところが傾いていたり…
これも「町並みの味」、と言えば味なんだろうけど…
かと言って改修されてピカピカになってしまうと、例え木造でもそこに流れた時間の痕跡も消えてしまいそうで…

『24時間営業中』の文字が時代を感じるねえ。

町屋の軒下で見つけた標識類。納税者番号とか…

電話番号とか…
今じゃ個人情報として絶対表には出てこない情報だ。市内局番が一桁の時代だから、電話料金なんかも戸別訪問で集めていたのかもしれない。

うっすらと見える「電話(PHONE)」、「盛岡(MORIOKA)」、そして「101」。電話番号で101って特殊番号あったっけ?
ちょっと調べた限りではわからなかった…
撮影日:2009/11/21
撮影地:岩手県盛岡市鉈屋町
カメラ:Fujifilm Finepix S5Pro
レンズ:Tamron AF18-200/3.5-6.3 XR Di2(A14)
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