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2010年10月28日 (木)

【桜山問題】署名は止めました。そのような判断をした理由は… 

桜山問題。

結局、署名はしないことにしました。市の計画に反対する立場であることは今でもまったく揺るいでいません。
実施による効果の検討もしていない杜撰な構想、そのようなものを推進しようとするからには何か裏の目的があると考えてもよさそうです。
「現構想の白紙撤回」と「現在の景観を安全を確保しながら(特に防火・延焼対策が重要になると思います)守るための街づくりに関する議論」が事態を前に進めるための両輪として必要です。

ですが、大きな危険性を孕んだ抱き合わせ請願にまで賛成することにならなかったことにはホッとしています。
市=悪、地元=善という単純なレッテル貼りによる集団心理と思考停止の渦から逃れることができたのではないか、とも思います。
なにより、署名活動の本当の目的は半世紀前のものとはいえ「公園整備事業実施時には協力する」という約束を反故にし、居直って既得権益を確定させたうえ で、同時に将来の開発を容易にする地ならしであり、市の構想に反対を表明した多くの人が残したいとおっしゃっている「風情や趣のある街並み」を守るつもり が無いことが分かったのは幸いでした。

今回は、なぜそのような結論に至ったのかという理由(体験)について書こうと思います。
ちょっと長くなりそう…と言うか、確実に長くなりますが、ある実例とそれに対する考え方として参考になるところがあれば幸いです。

前回の記事では署名の請願項目に疑問を感じ迷っている、というところまで書きました。
(疑問を感じた項目は「公園緑地化することをやめ、都市計画を現状に即した商業地域指定に変更」という項目です。「商業地域」指定では無秩序な進出や開発 によって趣のある街並みが破壊される可能性があるのではという疑問、そのようなリスクのある項目が白紙撤回要求とセットになっているという疑問です)

で、何も勉強せずに「疑問だ」と言っているだけでは先に進まないので、素人なりに関連法規の条文などで、「商業地域」になると法令上どのような影響があるのか調べてみました。
その結果、都市計画法による「商業地域」という用途地域指定では現在の景観を守ることはできず、「容積率」の大幅な緩和により商業ビルなどの大規模開発を容易にするだけだと考えました。
なぜなら、「商業地域」という用途地域はデパートやショッピングセンターなどの大規模店舗の建設を考慮して建築規制を緩やかに設定されているからです。

用途地区を行うならば、近所の雑貨屋さんなど小規模な店舗(桜山地区の店舗はちょうどこの規模に該当すると思います)を想定した「近隣商業地域」という区 分があります。12種類の基本的な用途地域ではうまく対応できない、そぐわない場合には「特別用途地区」や「特定用途制限地域」という方法で制限の緩和あ るいは強化もできます。それなのになぜ「商業地域」でなければならないのか、それも現構想の撤回とセットでなければならないのかという新しい疑問も生じま した。

景観を守るためには景観法に基づく「景観協定」というものもあります。役所による条例だけで中身を決められますが、景観協定の場合、協定内容の変更には、 景観法第八十四条「景観協定区域内における土地所有者等(当該景観協定の効力が及ばない者を除く。)は、景観協定において定めた事項を変更しようとする場 合においては、その全員の合意をもってその旨を定め、景観行政団体の長の認可を受けなければならない。」あるため、地元の意向が協力に反映できると考えま す。
(土地(公共施設の用に供する土地その他の政令で定める土地を除く。)の所有者及び借地権を有する者が法令上の「土地所有者等」とされています。)

この様なところまで考えたところで、署名をするべきか否か迷っているというツイートに対して返信が届きました。

そして、そこからの一連の出来事が署名活動に対する疑念が不信に変わった決定的な出来事でした。

その先を書く前に補足しておくと、私は今回の桜山問題は地区だけの問題ではなく盛岡市民全体の問題だと考えています。
なぜなら、街づくりや観光振興は市内の活気や経済活動に大きく影響しますし、市の主張が通れば事業が発生し、公金つまり納めた税金が使われることになるからです。
盛岡市内で生活の糧を稼ぐ納税者にとってどちらに転んでも他人事ではありません。
ですから、誰かの意見を鵜呑みにするのではなく、自分で考え、自分で判断し、自分の意見を持ち、そしてその意見を述べていかなければならないのだと思っています。

そう考えて市の説明会に参加し、杜撰な構想(勘定所構想を実行した場合と現状維持とした場合など複数案によるメリット・デメリットの比較をしたのか、と か、現在の商店街建築物の老朽化などの問題が史跡指定によって生じているのなら指定解除という見当はしたのか、とか)を指摘する質問を投げかけ、この構想 は撤回されるべきものであることを証明することを試みました。

(意見を述べる手法として、私は主にブログやツイッターを使っています。デモや街頭演説という手段には力不足ですので。また、私の意見が絶対的に正しいな どとは考えていませんので、この記事に関しても建設的で前向きな意見であれば異論は大歓迎です。感情的に悪口雑言を投げつけるだけの発言は非生産的で時間 と労力の無駄ですからご遠慮いただきたく存じます)

(先へ進みます)

ツイッターのアカウントは記載しませんが、その返信は桜山地区で飲食店を営み、お店のブログでも積極的にこの問題を取り上げている方からのものでした。

その方は市が開催した説明会に際し、

>行政側が出方を変え、市民に同情を誘うかサクラを動員する可能性もあります。
>実際、同様の問題で「サクラ動員」や「計画賛成派以外入場禁止」などがあったそうです。
>このような作戦を許す訳にもいきませんし、計画白紙を求めるのが目標です。
>興味のある市民の皆さんも参加し、行政の一挙一動に注目ください。

と、市民にも参加、協力を呼びかけています。(「住民」あるいは「地区関係者」ではなく「市民」という時点で地区以外の市民も含まれていると考えるのが自然だと思います)

届いた内容は広く市民に参加を呼びかける文章とはかなり食い違う内容でした。

その内容は下記引用のとおりです。(ツイッターには改行という概念がありませんが、読み難くなるので適宜改行だけ加えています)

>商業地域に異論を唱えたり、将来像に対していろいろ論議を個人的に行うのは結構です。
>しかし、あくまでそれは「行政」と「地区」の話し合いです。
>そして、生活をしている人たちが現状を踏まえ、どういう「形」にするか論議をするのです。
>繰り返される取り壊し計画と闘う立場を御理解ください。

体裁としては丁寧な言葉になっていますが、要約するとこういう事になると思います。

「お前らは他所者だ。俺たちが決めた内容に疑問や意見なぞ言うな。そんなことを言う暇があるなら署名しろ。」

仕事の合間、休憩中でしたから無視すればよかったのですが、説明会への参加を呼び掛け、署名への協力を呼びかけながら「他所者は口を挟むな」か、とさすがにカチンとくるものがあり、我ながら未熟だとは思いますがそれに返信をしてしまいました。

【市の計画に反対するのは協力しろ、街造りへの意見は部外者だから口出しするな、ということでしょうか?
 それであれば署名はお断りします。私はあなた方の営業権を守りたいのではありません。趣のある街という景観、即ち街造りをを守りたいのです。】

と。

これに対する反応で、先の発言の真意や署名によって地区は何を守りたいのかということの一端が覗けるのではないかと、送信した後ですが気づきました。
反応がありました。その内容が次の引用です。

>何がしたいのか理解が出来ません。
>言うのは自由です。
>守りたい?どうやって?まず白紙にしないと始まらないですよ。商業地域云々は後。
>今は署名。趣旨に理解出来ぬなら署名しないでいいと思います。

私の発言の前半部分はこの方の発言に対してその意図を確認しています。(~、ということでしょうか?)
それに対する回答はありません。

今回のやり取りの発端は「商業地域」指定の有効性と、それを「構想の白紙撤回」をセットにして請願しなければならない事への疑問を口にしたことです(正確にはツイッターでつぶやいた、ですね)。
そしてこの返信では「まず白紙にしないと始まらないですよ。商業地域云々は後。」とおっしゃっています。
これは「構想の白紙撤回」と「商業地域への指定変更」をセットで請願することへの賛同を求めている署名活動と矛盾していると思います。というか、矛盾しています。

疑問は解消されませんでしたし、逆に「白紙撤回だけで済むはずのところに別の意図をもってセット請願にしたのでなないか」という疑念が浮かびました。
で、さらにこう返してみました。

【商業地域云々は白紙にした後の話とおっしゃるのに、なぜセットにして請願を?
 商業地域に指定することが最善である合理的な理由をご説明いただきたいです。】

返ってきたのは、セット請願でなければならない理由についての説明・力説ではなく、こういうものでした。

>セット請願についてやたら噛み付いてますけど・・・。であればtwitterなんかではなく代表の颯田氏本人のところへ進言に行かれては?
>我々木っ端の意思はまず「白紙」。
>商業地域になれるかは単純な問題ではないし、なっても現状維持で進める活動をなさればいいのでは?

かなり感情的になっていることが伺える返信です。セット請願であることに疑問を持つのは、よほど痛いところを突くようです。こういう感情的になった時には建前というメッキがはがれ、本音が出てきやすくなりますが、まさにそういう文章だと思います。

まず、自分たちの意に沿わぬ発言をツイッターという不特定多数が見ることができる場所でされることを嫌がり、有形か無形かは知りませんが圧力を掛けやすく衆目に曝されない場所、自分たちの根拠地へ来るように誘導したいという意図が感じられます。

もっと重要なのは、最後の一文です。現状の街並みを守っていくつもりが無いという事が読み取れます。
「商業地域になっても現状維持で進める活動をなさればいいのでは?」という発言は、「商業地域になったら自分たちは街並みの現状維持をするつもりは無い、 現状維持をしたければそちらがそういう活動をすればいい」という意味に他ならないと思います。そして既に将来像の話は「行政」と「地区」の間だけでの問題 であり、地区外の市民は口を出すな、という趣旨の発言も出ています。
市の構想に反対し署名活動の支援を表明している皆さんの相当数が「現在の街並みが貴重なものであり、それを破壊して欲しくない」と発言していますがそれは考慮するに値しないもののようです。

ここに至って疑念は確信になりました。というか確信せざるを得ません。
その為、この発言に対する返信はしませんでした。(その後、私のアカウントはこの方にブロックされています。)

市の構想を白紙撤回させること以外に別の目的がある、という視点で見直してみたら見えてきたことがあります。

1.地区の成り立ちについて都合の悪い部分は隠し、脚色して署名を呼び掛けている

    署名用紙では次のように呼びかけています。

「そんな中で盛岡市は突然、地元住民、市民には一言の相談も無く、今から54年前に決められた都市計画を基に(後略)」

確かに、地元以外の市民は報道で初めて知った方が多いでしょう。私もそうです。突然だと思いました。
ですが、実態は違うようです。

市役所が説明会で配布した資料では参道地区の経緯について年表形式でまとめられています。(市役所のホームページでまだ入手できると思います)

そこには、

    戦前            桜山神社の境内地
    昭和12年4月17日    国の史跡指定
    終戦時            海外引揚げ者が境内地や亀が池池畔にバラック店舗
    昭和29年~        都市計画道路「中ノ橋・大通り線」の整備に伴い、仮設桟橋上や参道地区へ仮移転
    昭和31年5月14日    都市計画決定
    昭和34年        桜山・亀が池商店街市街地整備をする際、公園整備事業実施時には協力する旨の条件付きで現在に至る

市のこの経緯説明に対し、地元から異議、訂正、修正いずれもありませんでした。
ですので、この経緯はに重要な誤りは無いと考えるのが適当だと思います。

つまり、現在の商店街は「公園整備事業実施時には協力するという約束のもとで仮移転の状態を継続している」ということです。
半世紀前とはいえ約束していたことであり「突然、一言の相談も無く」ではないということです。

更に決定的なことが前述のやり取りの中で語られています。

>繰り返される取り壊し計画と闘う立場を御理解ください。

つまり、地元にはこれまで何度も繰り返し、内々にでしょうが取り壊し・移転の話がされてきたということです。
同情を買うために、都合の悪い部分は隠し、脚色して「突然のことに戸惑う被害者を演じている」と言われても仕方がないのではないでしょうか。

2.商業地域指定の要求は将来的な再開発(ビル建築等)の下準備ではないか?

この記事を書いている間に、署名活動の中心の一つ『東大通商業振興会』が署名活動に関してホームページに次のような文章を掲載しました。

>>Q.どうして商業地域指定に変更したいのですか?
>>私たちの地域は都市計画法上の用途地域が第1種住居地域となっており、その上に都市計画公園緑地が被さって指定されております。
>>仮に都市計画公園緑地が計画中止になって取れた場合、そのままですと第1種住居地域で建ぺい率が60%となり、現状の商業地域(商業地域指定の建ぺい率は80%)のような建物は建築基準法上、適法ではなくなる可能性があります。
>>また、改装や建て替えの際には住宅地のような空地が必要となり、商店街とは違った別のものになってしまいます。
>>あくまでも今のままの商店街をのこしたいがための商業地域指定の変更の要求です。
>>史跡指定のこともありますので、後に地区計画や景観等の関連でこの地域に見合った建築物を検討してゆけば良いと考えております。
>>何卒、宜しくお願いいたします。

先に紹介した某氏とのやり取りでも出てきたように、地域指定の問題は『市の構想を白紙撤回』にした後で検討すれば良いことです。

さらに、初めの方で触れましたが「商業地域」は容積率の緩和が大きくデパートなどの商業ビルを建築するのに非常に都合のいい指定です。現在の参道地区商店街の建物を考えると過剰な範囲まで規制が緩和されます。
また、建ぺい率の問題は「近隣商業地域」でも80%が確保できます(建築基準法第五十三条による)
実際に桜山周辺の近隣商業地、大沢川原、志家町、中央通2丁目、本町通2丁目と言った場所は建ぺい率80%になっています。住居地域と隣接していなければ ならない、というのであれば、振興会が説明会で市にクレームを付けた桜山神社内の住居指定区画に隣接する、という形にすれば解決できるでしょう。

そして、今すぐ、白紙撤回とセットで請願しなければならない理由についてはここでも一言も触れられていません。

いくら開発の自由度が高まる「商業地域」に指定しても「史跡指定」が残る以上、意味がない…とも思いました。
ですが、先に指摘した「公園整備事業実施時には協力するという条件・約束」を有耶無耶・反故にし、仮移転のまま居座っている既得権を正当化する、という意味では使えると判断しているのだろうと思います。
(市の認めた商業地である以上、自分たちがここで商売をするのは当然の権利だ。半世紀も前に交わされた移転を前提にした約束事など無効だ。という論旨を展開してくるのではないかと思います)

また、今回の市の構想発表を受けて参道地区の史跡指定を外すという意見が地区外から出始めています。

今回の勘定所(風)建物や土塁(風)の建設、商店街の将来的な移転・撤去の根拠について市役所側は史跡に指定されていること、史跡保存感知の方向性として 文化庁が「史跡を構成する主要な要件以外の物は史跡外に移転を図る」という方針を指導していること、を理由として提示しています。
その為、市の杜撰な構想に反対する人たちからは、参道地区の史跡指定を解除するべきだという意見も出ています。史跡でなくなれば無理に無理に偽物を作る必 要もなくなるだろう、と。恥ずかしながら、私自身もそのように考え、その方向に立った質問もしてしまいました。史跡解除と商業地指定の組み合わせによる大 規模開発制限の消滅も見据えられていたのではないか、と思うと踊らされた自分に腹が立ちますし、非常に悔しい思いがあります。史跡指定解除という方向性は 「既に都市計画道路を通すために史跡を一部破壊している実績がある」ということも追い風になっています。

市役所が史跡を理由に構想を進めようとすればするほど、史跡解除へ向けた市民の賛同が集まり、史跡解除の可能性が高まる。その結果、史跡指定が解除され商 業地域として緩和された建築制限限度いっぱいで作られた商業ビルの並ぶ街に変貌する。という笑えないことも5年先10年先を見据えたシナリオには入ってい るのかもしれません。

それから、指定変更に賛成している方のツイートで、

>ついでに、例え地上が商用地になっても、地下の遺構は傷つけられないわけで、大型店舗の建築は不可能かと──。

というのがありましたが、史跡指定さえなければ大型のビルだって建てられます。

桜山参道地区の近隣で言えば、東警察署と東大通商店街の再開発ビル、Est.21が良い実例です。

Photo

埋蔵文化財に関する指定範囲を地図に落としたものです。(クリックでいつものように拡大できます)内丸周辺のピンク色は盛岡城外曲輪跡遺跡として工事の際に発掘の試掘・本調査が必要となる地域です。東警察署とEst.21の部分は検出保存も行わない完全終了地域を示す青線に青灰色の塗りつぶしになっています。

Photo_2

同じ地域を用途地域別に塗り分けた地図です。東警察署、Est.21ともに商業地域(建ぺい率80%、容積率600%)に指定されています。桜山参道地区を商業地域指定する場合、建ぺい率・容積率は周辺に合わせたものになるのではないかと思います。

二枚の地図で分かる通り、どちらも用途地域は「商業地域」であり、同時に文化財保護法における「周知の埋蔵文化財包蔵地(遺跡)」して指定されている地域 です。文化財保護法によって工事を行う前の試掘・本調査が義務付けられています。ですが、現在は発掘調査終了済みとしてヘリポートまである高層建築東警察 署やこじゃれた商業ビルEst.21が建っています。

「商業地域」で、遺跡であることが確かであっても「史跡」と指定されない限り、発掘調査さえ実施すれば破壊は可能なのです。それは当の東大通地区が実際に行った実績をお持ちですし、桜山参道地区では同様のことが起こらないと判断するべき材料を私は持ち合わせておりません。

【最後に】
繰り返しになってしまいますが、私は市役所の勘定所(風)建築構想には絶対に反対です。
そのようなものを作っても、残念ながら盛岡城には盛岡以外の人たちを惹き付けるドラマ性のある歴史上の人材に今のところ欠けています。(盛岡が舞台の大河ドラマって記憶にありますか?)
ですから、ハードを作ったところでその効果は薄いと考えています。
商店街の誘客力、経済効果の方がずっと上でしょう。街のファンになり繰り返し訪れてくれる方が増えることも期待できます。(半世紀の間、有耶無耶にしてきた仮移転の商店街を一掃したいというのが、市側の本音なのかもしれません。地元の方々はそう考えているようです)

なので、できる限りの支援をしたかったのです。
しかし、現実は、「地元の意見に疑問を持つことは許さない」、「白紙撤回と既得権の固定化を勝ち取ったらさっさと出ていけ」、という閉鎖的かつ排他的な地域であると思い知らされただけでした。

この先、自体がどう展開するか私にはわかりません。
インターネット上、ツイッターでの「桜山問題」クラスタ(ハッシュタグ #sakurayama)では、既に「地元の意見に疑問を持つことは許さない」という流れができつつあります。
異論の存在を許さず、自らを省みることをしなくなった集団は実に怖ろしいものです。扇動することで利益を得る人間にとって非常に扱いやすい集団でもあります。
それに巻き込まれずに済むようになるという意味では幸運だった、と考えるようにしたいと思います。

私は賛成も反対もしない傍観者となることを決めました。
5年後、10年後にあの地区は公園になっているかもしれませんし、商業ビルあるいは都心の利便性を売りにした高級マンションになっているかもしれません。
ただ、時の流れだけが結論を知っているのでしょう。

この問題についての発言はこれで終了とします。
(建設的で前向きなご意見をいただいた際には、何らかの発言をする可能性があることはあらかじめお断り申し上げます)



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コメント

はじめまして。盛岡市菜園で「alright-や」という飲み屋をやっています。武田と申します。
twitterでは@alrightya56でフォローさせて頂いております。

本当ならスルーするべきなのかもしれませんが、今回の件で一言申し上げたくお邪魔いたしました。
(長文になります。ご容赦下さい)
ひょっとしたら、同情論的、感情的になるかもしれません。建設的かつ前向きではないかもしれません。
そのへんは、ご容赦頂き、当然スルーもしくは削除して頂いて構いません。

今回の件では、言葉の難しさというものを痛切に感じております。
何故、同じ方向を向いているにも関わらず、こんな事になってしまうのか悔しく思っております。

私は桜山には居りませんが、あの街並を残したく、そして、思いつきともとれる市の計画に反対すべく、及ばずながら協力させて頂いております。
そして、ブログのなかで書かれている彼とは歩調を合わせてきました。
シュプレヒコール的にならない事。
固くならない事。
シンプルである事。
を、頭におき動いてきたつもりです。

今回の桜山問題は様々な問題を含んでいます。
包括的な解決方法があればよいと思っていますが、問題点が広い分、(この桜山問題を)拡散しながら、様々な方の意見を聞き集約するというのは私達には到底無理な話です。
なので、「桜山を残したい」という一点で広げていこうと思いました。
様々なご意見、ご指摘を頂きました。
有り難い事ではありますが、この桜山問題の拡散、反対の声を上げて頂くなかで、議論をする事は大事だとは思いますが、問題点の多さから方向性がブレたり、反対の声がボヤけるのではないのかとも思い、あえて一点に絞ったつもりです。

それでもやはり、老朽化、高齢化、史跡指定(昭和34年の約束の件を含む)、観光資源、市の街作りとの整合性など様々なご意見、ご指摘を受けました。

実際、『お年を召した方には「補償金がでるなら、出てもいい」という方もいる、そういう人達はどうするんだ?』という事も聞かれました。
正直、実際歩いてみて、一枚岩とは言えないとも思っています。

そんななか、署名用紙が出されました。
当然、白紙撤回には大賛成です。

私達は、なんらかの対案をこちらからも出すべきではないかと言ってましたが、「商業地域」うんぬんは、それが、「史跡指定」というなかで守られてきた反面、ろくな補修すら出来なかった桜山地区の市に対する対案なのだな、と思いました。

しかしながら、「史跡解除」「商業地域」が、ご指摘のように「商業ビル」や「高級マンション」にする為の布石であってはいけないと思っています。

本来ならば、白紙撤回後、市と市民(桜山地区の方、桜山地区以外の方を含む)で、先の問題点を踏まえつつ、充分協議がなされた上で桜山を含む盛岡の将来像を見据えた計画がなされるべきだと思います。
(そのなかで、工藤さんのいう「景観協定」等も協議されるべきだと思います。)

ひょっとしたら、ご指摘のような黒い流れに巻き込まれたのかもしれません。
もしそれが、「商業ビル」や「高級マンション」になるものなら、私達は再度、反対の声を上げます。

追記として、ブログのなかで書いていらっしゃる昭和34年の協力の約束と「一言の相談もなく」、「繰り返される取り壊し計画」について一言。
昭和34年の約束に関して、公園整備部の部長は「桜山にはりついてきた」と表現したようですが、桜山の方の話では1年前に市と「桜山は残す」という約束があったそうです。
(この約束の効力がどのくらいのものかはわかりませんが)
そして、ご存知だとは思いますが、数年前、桜山地区を潰して駐車場を作る計画がありました。
それは回避されましたが、そこに今回の計画です。
1年前には「残す」と約束していたにも関わらず。
今回は文化庁の指導によりというものです。
桜山の人達が、今回の計画を白紙撤回させても、史跡解除しなければまたいつか蒸し返されると思うのも当然の事と思います。


しかし、重ねて書きますが、それが「商業ビル」や「高級マンション」への布石であってはなりません。
もし、そうなら私達は、もう一度反対の声を上げます。

さらに追記として、「桜山に行ったら、署名させられるのではないか」というような事をリツイートなされてましたが、全部の店ではありませんが回ってみた感想は、署名のお願いの張り紙をしているところもあります。
署名用紙を目につく所に出してない店もあります。
聞かれたら答えるけど、署名を強要するものではないというようです。


長々と稚拙な文章でお邪魔した事をお許し下さい。
私達はさらなる反対の声を集める為に動くだけです。
桜山を残したいから。

では、失礼いたします。


alright-や  武田

>武田様

丁寧なコメントありがとうございます。

本来であれば直ぐにお返事をいたすべきところですが、生憎週明けまでに設計と製図を仕上げなければならない仕事を幾つか抱えておりますので少々お時間をいただきたく存じます。

まずは御礼まで。

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